花器〜偶然から生まれた「へぎ桶」清水康孝

ざっくりと割れた秋田杉の木肌。光の当たり具合で生まれる陰影が、なんとも美しい。長い風雪に鍛えられた秋田の杉の内なる表情を、清水さんは製作中に偶然見出した。 一度桶にした状態で、木口に鉈を当てて削ぎ落とす。「どう割れるかは、割るまでわからない。そこがおもしろい。」という。脆そうにも見えるが、力強くもある。清水さんならではの表現だ。

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